この世界の片隅に見た
- 2016/11/16 18:28
- カテゴリー:映画など
今日は話題のアニメ映画「この世界の片隅に」が1100円だったので、映画館で見てきましたよっ( >ω<)
見た人がツイッターで「涙が止まらなかった」などと感想をツイートしたりしてたので、覚悟して行きましたけど、そーゆーことは無かったです。全館が涙鼻水をすする音に包まれるってことは無かったです。まったく泣かない人もいたのでは?私はすぐ泣くので、やっぱり一部シーンでは我慢できず涙こぼれちゃいましたけどね。
戦時中の広島市~呉市が舞台なので、一時、広島に住んだことがある私には江波とか灰ヶ峰とかの地名、方言など懐かしかったです。汽車で通り過ぎる駅の駅名標が「やの」とか「こやうら」とか(笑) 主人公のすずの声役の のんさんも、わりといい感じで広島弁を喋ってたんじゃないでしょうか。
私たちって戦争映画すごく見てるじゃないですか?火垂るの墓とかね。だからだいたい免疫ができてるの。空襲とか原爆とかね。これもまぁそーゆー映画ですよ。悲しい。かわいそう。節子に相当する子供も出てきますし‥。
でも同じ戦争でも当然主人公によって、見る目が違うし感じ方が違うわけで、この映画はぼーっとしたのんびり屋で感受性のひじょーに高い主人公すずさんが見たあの時代ってのがいいなぁって思いました。少女時代から大人になって嫁いだ後までつながってます。絵を描くのが好きで夢見がちなこの人の目で描いてあるから、恐ろしい爆発もどこか夢の中のよーなのです。ちょっと山下清画伯みたいな…。
すずさんってあんな時代じゃなかったら、絵を描いたり文章書いたりして、きっと楽しい生活できたのになぁ。一番?ってこともないですけど、印象に残ってるのは、すずさんが鉛筆を削ったカスを学校の教室の床の穴の中に落として捨ててたことです(笑) あれってふつーのことなの?おもしろい人だなぁって思った(笑)
戦争って良い悪いの問題じゃない。くだらない。何の意味もない。オッサンのプライドか何か知らないけど、あんなバカバカしいことに巻き込むのはやめてほしい。サバゲーでもやっとけ。すずさんもみんなもかわいそうだろ。