〖空港と衣裳部屋と私〗

国際空港を遠くに作って、それと引き換えに廃止したり国内線専用にするはずだった空港がけっきょく町に近くて便利だという理由でいつまでも使われ続けるという一つの愚かなパターンがあります。

それと同じ現象が私の家にも起きています。ふだん居ることが多いリビングには洗濯物や衣類を置かず、その代わりに衣裳部屋をちゃんと作ってソコに衣類を片付けてすっきりスマートに暮らしたい。そーいうはずでした。

でも人間バカなのです。わざわざ遠くに行くのがめんどくさいのです。リビングにどんどん服が溜まっていきます(笑) どーしたらいいんでしょう。

やっぱりアレですね。空港にしろ衣裳部屋にしろ、いかに使い勝手が良いか。これをいちばんに考えなきゃダメなんですね。できるだけ手の届く範囲に集約する。カッコつけちゃだめ。そのよーに私は悟ったのです。

世の政治家の皆さんにも、ぜひ悟っていただきたいと思います。空港も駅も便利なのがいちばんです。遠くの山や海に作った空港は誰も使いたくありません。靴下を2階に取りに行くのも面倒なんですからね。